息子がアメリカに留学してから、早4か月・・・あっという間に過ぎたように感じます。おそらく息子も同じように感じているのでは?
この数か月でいろいろとあったのですが・・・後で振り返ることができるように、これからは、母として感じたことを少しずつ記録しておこうと思います。
英語のリエゾン
そりゃまあ、英語力が足りていないのは当たり前です。この4か月で急激にできるようになったとは、私も本人も思っていません。ただ、少しずつ耳が慣れてきたようです。
最初は「全部聞こうとする」ので、大変だったそうです。
「友達や先生が言っていることを一字一句聞こうとしていたら、結局何にも理解できなかった」
そうですよね。英語はリエゾンですからね!リエゾンとは・・・
(仏: liaison)とは、フランスにおける連声の一種で、語を単独で読む場合には発音されない語末の子音字が、直後に母音が続く場合に発音される現象を言う。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
英語はつながって発音されるので、単語の切れ目がわかりにくくなるんですね。日本で英語を学習していると、相手になるべく分かりやすく伝えようとしてくれているせいか、しっかりと単語が聞けるかもしれません。でも外国人の先生たちが互いに会話し始めると、ナチュラルスピードになって音が省略されて、発音さえしなくなるので、突然聞き取りにくくなりますね。
また、英語を発音し易くするために、音も変化させます。そうすると、その単語のスペルから想像できない単語が頭に浮かんでしまうんです。
英語は強弱が激しい言語です。弱く発音しているというか・・・リエゾンしているので発音していないこともあるんです。それじゃ、一字一句聞こえてこないですよね。
そう!息子は英語のリエゾンに慣れるまで大変でした。今でも苦戦しているようですが、だいぶ教授や友達との会話も聞けるようになってきたようです。
「日本語は全部ちゃんと言う!」
息子は改めてそう思ったようです♬
中学校英語・・・使えないじゃん!
息子はよく言ってました。
「留学行ったら、友達たくさん作んなきゃ意味ないよね!」
ま、そりゃそ~だ。
活きた会話をしてこそ、英語力がつくってもんですからね。勉強するのも大切だけど、文字ばっかり追ってても仕方がない。友達とコミュニケーションすれば、自然と力がついてきます。
留学直後は、一生懸命お友達作りに励んでいたようです。「でも、なんか違う。なんだか分かんないけど、会話が自然じゃない気がする・・・。」そんな事を当初はよく言っていました。私も気になって、どんな感じに話しているか聞いてみました。すると・・・
「Would you like ~? Could you~? ~~~, isn’t it?」
「~はいかがですか? ~していただけますか? ~~~ですよね?」
ウフフ。お友達に対して(なんなら年下)、めっちゃ丁寧!
たしかに~!中学2年で学習したもんね。助動詞も付加疑問文も、大切だって教わったし! 私もクラスでそう教えてます(汗)
「もちろん正しいんだけど、若者たちは互いにあんまり使わないかもね。wouldやcouldにしちゃうと、相手との距離を余計にとっちゃう感じ。付加疑問文か~。みんな、~~~~、right?って言ってない?」
私のアドバイスを聞いた息子は、その後お友達と急接近したようです。もちろん、この言葉のニュアンスの問題だけではなく、彼の行動や気持ちの変化によってお友達と仲良くなれたとは思いますが。
最近、中学生クラスで教えるときは、息子の体験を話しながら、文法説明をするようにしています!
中学英語は大切です。これが分かっていないと英語の基礎ができていないってことになりますからね。でも、シチュエーションによって使い分けることができるようになることが一番大切ですね!
留学記録・・・まだまだ続きますが、今日はここまで♬